tokyo_transferの日記

誤字脱字乱文気にせず書くことにしました。

手品師であるスティーブ・ジョブズ

たまにはブログっぽいことを。

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アップルCEOであるスティーブ・ジョブズは手品師であると思う。



僕の(信頼できる判断を下すこととのできる)友人は、彼のことを、
「文系の神様なんだよ」と僕に語ったことがあるが、
僕はいろいろな報道で知る限りのジョブズについて、すごく同意できる。


手品は、いわゆる「タネ」そのものは理系的領域に属しているが、
その「タネ」よりも、もしかして重要かもしれない「相手を鮮やかに欺くための心理操作」は非常に文系的な領域だ。



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ジョブズは、手品の様に、コンピュータという商品、
(あるいわ、スティーブ・ウォズニアックの様な、有能な技術者)を使って、
消費者をびっくりさせ、楽しませる能力に長けた人物であることに、
異論は無いだろうと思う。(だから詐欺師なんて言われるんだけど。)


マックの噂というのは、とても興味を引かれる題材だ、
僕も知りたいと思ってしまう。
しかし、ジョブズに取っては、酒の席で手品のタネをしきりに聴かれる様な、
びっくり箱の中身を、パーティの前に覗かれる様な物かもしれない。

工業製品と技術者の世界では、それは単に企業情報のリークかもしれないけれど、
手品師である、彼に取っては、まるっきり飯のタネを差し出せ、ということなのではないか。



僕は、だから噂サイトは良くないというのは言うつもりは無い。


ジョブズがどう思っているにしろ、彼ならそれを逆に利用して行こうと、
考えていることは想像に難くないし、そう言った動きも上記の記事の中にある。
逆に無くなったら、つまんないんじゃないのかな?ジョブズも。
もちろん、それはアップルという会社に魅力が無くなったことを意味している訳だし。
噂サイトも彼の観客であり、お客さまであることには間違いない。


わりと変な妄想をすると、手品を見ている観客である我々が、
不粋な考えをしていなければ、この奇妙なコミュニティにして、
消費者と製品の関係はバランスを取り続けるのではないか?



この考え方は非常に変だと思うけど、
ビジネス、マーケティング、テクノロジー、の一部分を持ちつつも、
それから少し離れた価値が支配している、この関係性は、
中に居るとわりに楽しい。
外にいる人間からしたら非常に気持ち悪いだろうけど。
(わりとマカーはジョブズ叩くのが好きなんですよ。)


まあ、マカーとしては、楽しくジョブズくんを冷やかしつつ、甘やかさず、
不粋すぎるヤジはつまらんよね、という妄想。



でも、マッキントッシュを純然たる仕事の道具として使う人間は、
こういう流れって、不幸かもしれませんね。


  • 聴いてた物

花鳥風月

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